(2019年12月 cave様 掲載記事)
塩尻ワイン初心者が行く!SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019突撃レポ!
こんにちは!
「ワインと音楽で世界を明るく♬」をモットーに活動しております、ワインソングライターの縫(nui)です。
日本ワインが注目され始めて久しいですが、みなさんは“日本ワイン”に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「日本のワインなんて美味しくない」
「頑張っているのはわかるけれど、味わいに対して価格が高いと感じる」とか、
はたまた、
「海外のものとは違う優しい味わいが好き」
「もっぱら海外のワインより日本ワインのファンだ」など、さまざまかと思います。
私はというと、10年近く前に日本ワインを飲んだ際、
「自分の好みの味わいではない…」
と感じてしまい、それ以来、まったく興味を持たなかったのですが、4年前の日本ワイン祭りというイベントで、山梨のマイクロワイナリーの赤ワインを飲み、衝撃が走りました。
日本でも、こんなすごいワインが作られているなんて…と驚愕し、慌ててそのワイナリーのサポーターになったのでした。
それがきっかけで、そのワイナリー以外の日本ワインについても、色々と興味を持つようになったのですが、長野のワインにはあまり触れる機会がありませんでした。
そんな私のもとに飛び込んで来た、格好のワインイベント情報が
「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019」http://shiojiri-gwp.jp/
caveでもこのイベントの開催前に、2回に分けてご紹介しており、注目度も高かったイベントです。
【日本ワイン】塩尻産ワインが集結!11月9日(土)開催の「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019」を見逃すな!
>>http://cavewine.net/contents/18834 (※2021年サイトclose)
行かないという選択肢はもう無い!「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019」の魅力を追記!
>>http://cavewine.net/contents/19205 (※2021年サイトclose)
が、しかし。
塩尻はもとより、長野についてさえ
“日本で生産量2位のワイン産地。メルローやコンコードが有名。”
くらいのことしか把握していなかった私。
こんな私で大丈夫だろうか?こんな長野ワイン初心者でも楽しめるだろうか?
という一抹の不安もありましたが、そんな私だからこそなのか、初体験てんこもりで、とっても楽しむことができました♪
塩尻ワイン初心者の突撃レポ、どうぞ最後までお付き合いくださいませ♪
ホテル雅叙園東京、初体験♪
ワインのイベントは、業者向けの試飲会や展示会も含めて、ホテルで開催されることが多く、毎回それもひとつの楽しみとなっているのですが、今回の会場は、なんとホテル雅叙園東京!!
行ってみたいと思いつつ、機会がなくて行ったことがなかったホテルです。
気品に溢れ、和を強みにした、美しく雅な内装。
敷地内に入ったそばから、一緒にイベントに参戦したご近所ソムリエールCちゃんと、ワーキャー言いっぱなしでした。笑
写真:ホテル雅叙園東京公式Facebookより転載
こんな素敵な場所を会場に選ぶとは、さすが、人気イベント「塩尻ワイナリーフェスタhttp://shiojiriwine.naganoblog.jp/ 」の東京開催版ともいうべきイベントです。
開場時間とスタート時間が分かれている気遣い
イベントは2部制で、私たちが参加した第一部は14:30開場、15:00スタートだったのですが、開場直後でこの賑わい。↓ び、びっくり。
嬉しかったのは、開場時間とスタート時間が分かれていたこと。
今回のような、立食、大人数、飲み放題というようなワインイベントには何度も参加してきましたが、よくよく思い返してみると、私が覚えている限りでは、開場時間とスタート時間が分かれていたイベントはありませんでした。
人気のワインは早々になくなってしまうことが多いので、開場とスタートが同時のイベントでは、開場直後、いち早く会場内地図や飲みたいワインの情報を把握しようと、気持ちが焦ってしまうことが多い私。
ですが、SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019は、開場からスタートまでたっぷり30分あったおかげで、パンフレットのワインリストや会場案内図を見ながら戦略を練ることができました。
戦略だなんて、大げさに聞こえるかも知れませんが、試飲がたくさんできるワインイベントでは、何から飲むか決めておくことが、イベントを楽しみ尽くすポイントになります。
特に、今回のような制限時間内で飲み放題という太っ腹なイベントでは、ついつい欲張っていつも以上にたくさん飲んでしまうもの。
あまり酔ってしまう前に「これだけは飲んでおきたい」というお目当てのワインを優先して飲んでおくと、後で振り返った時に「酔っていてほとんど覚えていない…」なんて残念なことになりません。
“竜眼”初体験♪
というわけで、ご近所ソムリエールCちゃんと2人で練った戦略は、
「竜眼から攻める!」
でした。
竜眼とは、日本固有の白ブドウ品種で、そのほとんどが長野で生産されています。
つまり、メルローやコンコード同様、長野ならではのワインなのです。
面白い名前だと思って気になっていたものの、未体験だった竜眼を、パンフレットに書いてある順に4種飲み比べてビックリ!!全然違う~~~っ!
1.
2.
3.
4.
1.林農園(五一わいん) 「エステートゴイチ 龍眼」
コクがあり、余韻も長く、酸もしっかり。辛口で美味しい!
2.井筒わいん 「NAC 竜眼2018」
白い花びらを煮詰めたような甘い香り。余韻は短めでさらっとしていて、とても飲みやすい!
3.アルプス 「ミュゼドゥヴァン 善光寺竜眼」
青リンゴのような良い香りと、フルーツ盛り合わせを食べたようなフルーティさ!好みです♪
4.JA塩尻市(JA塩尻市ワイナリー) 「竜眼2017」
日本酒っぽい。甘酒やお米の甘い香りを感じる。不思議な魅力。
4種4様過ぎて、まるで竜眼という品種の特徴をつかめない、という想定外の事態が発生!笑
ますます竜眼という品種が気になり、しばらくハマってしまいそうです…。
おやき×ワインのマリアージュ初体験♪
長野と言えば、おやき!
昔からおやきが大好きな私ですが、ワインと一緒に頂いたことはありませんでした。
今回のイベントで楽しみにしていたことの1つは、提供されるフード。
ホテル雅叙園東京プロデュースによる塩尻産ワインに合わせたものとのことで、タパス盛り合わせのようなプレートに、ありました!おやきです!
もちもちの皮と、野沢菜の具の塩味がベストマッチ♪
そして、初めてワインと合わせてみると…
う~む・・・すごい。
会場内の赤、白、ロゼ、どのワインと一緒に頂いても、ちゃんと馴染んでくれる不思議。
海外の方に塩尻ワインを飲んでもらうなら、長野の郷土料理おやきと一緒に頂いてみて欲しいな、と感じました。
プラスチックではないワイングラスのお持ち帰り、初体験♪
4つ目の初体験は、ワイングラスのお持ち帰りです。
今年、ピノ・パルーザに行った際に、大ぶりなワイングラスをお持ち帰りするという経験をしたのですが、日本ワインのイベントではプラスチックのものを持ち帰るという経験はあっても、ガラス製のグラスをお持ち帰りする、という特典は今までありませんでした。
しかも、SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019のロゴ入りです。
ちょうど、テイスティンググラスと同じくらいの大きさ。
毎年参加して集めたくなりますね♪
写真:左がお持ち帰り特典のワイングラス。右は塩尻ワインを使ったワインブレッドと青大豆のクリームチーズディップ。とても美味しかったです♪
塩尻特産品の初体験♪
楽しかったのが、ホテルの2階通路で開催されていた塩尻マーケットストリート。
あっという間に過ぎてしまったワインパーティ会場での2時間。
もう少し余韻に浸っていたい気分だった、ほろ酔い状態の私たちにとっては、塩尻の特産品や工芸品などをのんびり見て回るだけでとても楽しめました。
過去に長野のワイナリーを巡った経験のあるご近所ソムリエールCちゃんは、
「ホントに長野に来たみた~い!」と、何度も言って興奮していました。
ワインだけでなく、その産地の特産品などに触れられたイベントというのは、今まで参加してきたワインイベントを振り返ってみても、覚えがありません。
土地ごと味わえるような企画・演出が、塩尻をより身近に感じさせてくれました。
ふるさと納税、初体験♪
ふるさと納税で、日本ワインがお得に購入できるというのは、日本ワインファンの方ならご存知かもしれません。
私も一度、ふるさと納税で日本ワインを手に入れてみようと思い、色々調べたのですが、結局なんだか面倒だなあなどと思ってしまい、購入に至らないまま終わっていました。
そんな私の目の前に現れた、ふるさと寄付ブース!
気さくなイケメンお兄さんが、優しくて面白くて、ついついふるさと納税の説明を聞いてしまうワイン女子2人。笑
今日、このお兄さんと一緒に5分程度頑張ってネットから手続きすれば、あとは自宅に送られてくる書類に対して記入&返送するだけ。
(きっと、今ここでやらなかったら、一生ふるさと納税しない気がする…)と感じたため、意を決して、申し込みました。
祝!ふるさと納税初体験!!
ほろ酔いのせいか、実質負担額2,000円で塩尻のワイナリーを応援できるなら、あとはどうでも良い、という感じになってしまっており(苦笑)、自宅に帰ってシラフになってから、改めて申し込んだ内容を確認してみると、あまりのお得さにビックリ…汗
ワイン2本セット(税込13,000円)のものが、確定申告をすると11,000円分控除となり、実質自己負担2,000円で購入できてしまう、というもので、ネットで調べてみると、そのワインの定価は1本3,417円(税別)。
つまり、定価で税別7,000円近いものが、たったの2,000円で購入できてしまったということ。
これはスゴイ。本当に、スゴイ。
やって良かった~♪ 届くのが楽しみです♪
来年も楽しみ♪SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO
長野ワイン初心者でも、大いに楽しめた今回のイベント。
「気になるワインをすべて飲みたい!!」という欲張りな私とご近所ソムリエールCちゃんは、セミナーやワークショップには目もくれず(笑)、ひたすら試飲に徹していたのですが、味わえたのは全部で21種類でした。
少ないのか、多いのかはわかりませんが、試飲した数よりも、満足度の方が重要な気がします。
そういう意味では、満足度100%!!
来年も絶対行きたい!!と思いました。
イベント関係者のみなさま、色んな初体験を、ありがとうございました!!
来年も楽しみにしています!!